2023年度担当授業科目(京都府立医科大学)

現代生命科学(1年生後期)

  • 古典遺伝学および最新の分子遺伝学的手法の包括的理解、および様々な遺伝的疾患の分子細胞生物学的理解を目指す。
  •  発生生物学における細胞分裂、細胞分化、細胞移動のメカニズムを理解し、転写因子の機能や細胞間コミュニケーションを担う分子に関する知識を習得する。
  •  脳神経系の発生、機能的成熟の過程およびその破綻が引き起こす疾患について理解する。
  • 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を含めた最新の幹細胞生物学に関する知識を習得し、癌や様々な疾患とその治療おける幹細胞生物学的な理解を目指す。 

生物学実習(1年生前期)

  • 顕微鏡、はさみやピンセットなどの解剖道具、ピペットマン、電気泳動装置などの基本的な使い方を知る。
  • 無脊椎動物から哺乳動物までの基本的な体の構造を知る。
  • 実習を通して、研究における手続き、実験動物の扱い方等を知る。特に、哺乳動物・脊椎動物を用いた動物実験の手続きを知る。

現代社会とジェンダー(京都三大学合同講義・1年生前期)

 

生物学的人間学(京都三大学合同講義・1年生前期)

 

生命科学講話(京都三大学合同講義・1年生前期)

    

分子生命科学特論(大学院修士課程1年・英語での講義)

  • 形態の多様性は胎生期の発生過程の変化によって産み出される。本講義では、動物の形態進化に焦点を当て、その基盤となる発生学的機構についての分子生物学的理解を深める 。講義の前半では、形態の多様性を産み出す遺伝子・タンパク質レベルでの進化について学習し、後半では博物館実習(京都大学附属博物館)を行い実際の標本を観察することで動物の多様な形態についての理解を深める。

 

神経科学特論(大学院修士課程2年・英語での講義)

  •  発生期および成体脳における神経幹細胞の増殖と分化、またその生理的意義について古典的な研究から最新の知見を交えて紹介する。さらに、近年報告されたヒト脳における神経幹細胞の同定、また様々な脳疾患とその治療戦略における神経幹細胞の重要性を学習する。